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    (美奈先生のレシピ小説)第9話 健康維持には麹と愛

    (美奈先生のレシピ小説)

    美奈先生のレシピ小説9話!!!読むだけでお料理上手な気分になれるかも〜♬

    (美奈先生のレシピ小説)第9話 健康維持には麹と愛
    「今日は何を作ろうかしら。」

    会社帰り、ヒールをコツコツと鳴らしながらスーパーに向かう紗智子は、軽く思い悩む。
    働く主婦の夕食作りに充てられる時間は、かなり限られている。
    今日はいつもより少し遅くなったので、15分程度で作れるものにしたい。

    時間がない時のメインは、焼き魚が定番だ。
    残暑はあるがそろそろ初秋。寿也の好きな鯖の塩焼きはどうだろう。

    メインが決まれば、後は楽だ。
    テレビの健康番組に影響され、今更ながら納豆に凝っている寿也の副菜のひとつは、このところ納豆と決まっている。

    今日は、最近の二人のお気に入り、「納豆セロリ」にしよう。
    納豆に刻んだセロリに醤油麹。ここに、えごま油と焼き海苔をまぜるだけ。
    セロリのチョレギサラダ風といった感じだが、これがなかなかクセになる美味しさなのだ。
    スーパーに置いてある長野県産のセロリは今旬なので、味が濃厚、かつ安い。

    中性脂肪と血圧が去年よりもやや高くなった寿也には、それらの数値の正常化に良いといわれるオメガ3脂肪酸を摂れるように、検診以降は積極的にえごま油やアマニ油を使うようにしている。

    自家製の醤油麹は栄養たっぷりなだけでなく、減塩効果もあるし、血圧を下げるといわれるカリウム豊富なセロリと、食物繊維やミネラルいっぱいの焼き海苔を合わせれば、健康パワー炸裂の副菜になる。

    営業で外を飛び回っている寿也の昼食は大抵、短時間で食べられるラーメンと聞いているので、夜だけでも身体に良いものを食べさせてあげたいのだ。

    そうそう、緑黄色野菜も入れないと。
    最近お疲れ気味だから、疲労回復効果や免疫力アップにも良いと言われるニラを胡麻和えにして、あとはトマトのガーリックマリネあたりにしようか。
    鯖が地味なので、赤と緑を入れれば、色合いも綺麗に決まる。

    ニラは茹でたものをキュッと水気をしぼって、めんつゆとほんの少しの胡麻油、すりごまであえよう。 トマトの湯むき用に沸かしたお湯で、そのままニラをさっとゆでれば手間も省ける。

    湯むきして舌触りをぐっとよくしたトマトには、相性抜群の塩麹とカルダモンパウダー少々、自家製ガーリックオイルと「おいしい酢」を和えよう。

    最近ハマっている愛知の「おいしい酢」は、いわゆる甘酢だが、砂糖をいれなくても味がぴたっとキマる絶妙な味付けなので、和えものやサラダ、寿司酢にとかなり重宝している。
    新生姜の千切りを浸ければ生姜の甘酢漬けになるし、きゅうりやにんじんを浸ければピクルスになり、他に何も加えず済むので、便利この上ない。

    通常のお酢のようにツンとせずまろやかな酸味なので、お酢の苦手な寿也も喜んで食べてくれるのだ。

    おかずが足りなさそうなら、冷蔵庫に半分残っている厚揚げを魚焼きグリルで焼いて、醤油麹をのせ、おろし生姜とネギの小口切りとかつおぶしをたっぷりふって出せばいいだろう。

    お味噌汁の具材は、野菜室にあるそろそろ使い切りたい茄子と長ねぎ、冷凍してある油揚げでいこう。
    他の料理をしている間に茄子を丸ごと魚焼きグリルにほうりこみ、黒くなるまでやけば、皮は簡単にむける。
    ひと手間かかるが、生の茄子を入れるのとでは、色も味も香りも段違いなので、ここは譲れない。
    焼き茄子の香ばしさが秋の訪れを感じさせてくれるはずだ。

    頭の中でメニューを組み立てつつ、今日も我ながら完璧だわ、と満足しながら家に帰った紗智子だったが、パックから取り出した鯖が、ほんの少し臭みがあることに気付く。
    う~ん、これは塩焼きは厳しいかもね。濃い味でごまかすか。

    にんにく・生姜をたっぷり、コチジャンと一緒に煮れば、韓国風のご飯がすすむ鯖の煮込みになる。
    胡麻和えにする予定だったニラも、仕上げに入れて一緒にさっと煮たら美味しいだろう。

    得意の醤油麹を入れれば、ぐっと味に深みもでるし、鯖の臭み消しにもなる。
    あ、ここに厚揚げもいれちゃおう。
    よし、今日も麹たっぷり、たんぱく質も野菜も豊富で健康的なメニューになったわ。

    「ただいま~!お、いい匂い!」

    「あ、おかえりなさい!鯖を煮込んでいるんだけど、もうちょっとでできるから、先にお風呂入ってきてくれる?」

    誤算だったのは焼き魚と違って、鯖を煮込むのに少し時間がかかることだったが、もう10分もかからずに煮上がる。カラスの行水の寿也ならちょうどよい。

    「鯖、ピリっとした甘辛がうまいねえ。こりゃビールがすすむな!」

    目を細めてぐぐっとビールを流し込む寿也に

    「ビールにも合うけど、日本酒にも合うのよね~今日のメニュー!」と、富山の銘酒「勝駒」純米吟醸をじゃじゃん、と取り出す。

    「お、いいねぇ勝駒!よく手に入ったなあ。」

    「お隣の真理さんにいただいたのよ。あの方、実家が富山なんですって。」

    「ああ、よく取材とかで色々くれる人か。いい人だな、あの人。あ~やっぱりうまい!さっちゃんも飲んでみて」

    言われるままに酌をされ、飲んでみると、エレガントな辛口で、すうっとカラダにしみわたる。

    「やっぱり美味しいわねえ!」

    紗智子も寿也も、日本酒は大好きなのだ。
    健康のために毎日は飲んでないが、週末の夕飯には大体美味しい日本酒を飲むことにしている。
    満足そうな寿也の笑顔を見ながら、

    ―人生、小さな不満を言えばきりがないけど、週の終わりに美味しいお酒を二人で笑いながら飲めれば、けっこう幸せなんじゃないかしら…

    と思い、気持ちがほどけていく紗智子なのだった。


    《本日のレシピ》
    サバの韓国風煮込み

    《材料・2人分》
    サバ2切れ、ニラ1/2束、厚揚げ1/2丁、A{醤油麹・酒各大さじ2、きび糖(砂糖でもよい)・みりん・コチジャン各大さじ1、韓国の粗挽き赤唐辛子(なければ豆板醤)小さじ1、おろしにんにく・おろし生姜各少々}、黒酢(米酢でもよい)大さじ1、糸唐辛子・いりごま各適宜

    《作り方》
    ① サバは食べやすく2~3に切る。ニラは5cm長さに、厚揚げは食べやすい大きさに切る。
    ② 鍋に厚揚げを重ならないように並べてサバをのせ、Aとひたひたの水を入れて中火で煮る。煮立ったらアクを取り落し蓋をして20分程中火のまま煮る。
    ③ 汁気がなくなってきたら酢とニラを加えてさっと煮る。
    ④ 皿に盛って、糸唐辛子といりごまをふる。


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