(食育研究会)-食トピ-食育とは?
(食育)
食育とは、食を通して人間として生きる力を育むことです。 毎日口にする食べ物が、私たちの体をつくり、成長させ、活動源となり、病気に抵抗する力を生み出します。食育とは、何を食べれば良いのか、どんな効果をもたらすのか「考えて食べる」力を培うことです。
家庭における食育の重要性
食べるという行為は、生きるための基本的な営みです。つまり食育は、赤ちゃんからお年寄りまで、すべての人に必要なものなのです。特に子どもは家庭で食べるもの、躾などを通じて、食の知識を養っていきます。毎日一緒に食事のお手伝いをして、ともに味わうという日々の繰り返しの中で、食への興味、人としてのマナーや文化を身につけ、考える力を育んでいきます。継続的な習慣づけが、何より重要なことなのです。
「こ食」の傾向
体も心も脳も成長途中にあり、大人よりも影響を受けやすい子どもの時期、食の原点である「家庭の食卓」について、傾向として挙げられる「こ食」の問題をとらえてみましょう。「孤食」一人で食べる
「個食」自分の好きなものを各々が食べる
「固食」自分の好きな、固定したメニューしか食べない
「小食」食べる量が少ない
「粉食」パンやパスタなど粉を使った主食を好む
食事中に会話をする機会が少ないと、発想力や表現力の低下につながる可能性があります。固定したメニュー鹿食べないと、栄養バランスの偏りから成長への影響が心配されます。
また、ファストフード等の外食やコンビニ弁当などの中食が多いと、塩分過多や食品添加物の影響で、脳の機能がうまく働かなく障害を起こし、興奮しやすく、衝動的に行動を起こすようになる等の影響が示唆されています。
共働きになってきて、家庭での調理時間がとれなくなってきている現状もありますが、できる範囲での「食育」に取り組んでみてはいかがでしょうか?
ライター 麻生怜菜
あそれい精進料理教室