「豆乳はカラダに良い」はウソ!? メタボ予防にベストな豆乳の選び方
(健康に関する記事)
豆乳はカラダに良い!一概にそうとは言えません。気をつけていただきたいのは、どの豆乳を選ぶかということ。豆乳といっても加工方法によって様々。まずは豆乳の種類を知りましょう。
豆乳の原料は植物性の大豆。高たんぱく質、低カロリーの食材で「畑のミルク」と呼ばれています。豆乳と牛乳のカロリーで比較すると、豆乳の方が一般的には低く、かつコレストロール値も低いので、「豆乳=カラダに良い」と思っている人が多いようです。
ただ一概にそうとは言えません! 気をつけていただきたいのは、どの豆乳を選ぶかということ。豆乳といっても加工方法によって様々。まずは豆乳の種類を知りましょう。
豆乳の種類は主に3つ
豆乳は豆乳類の日本農林規格(JAS規格)により定義され、次のように分類されています。●無調整豆乳・・・大豆固形分8%以上。混じりっけがなく、大豆の味がしっかり。
●調整豆乳・・・大豆固形分6%以上。砂糖や食塩・油などを加えて飲みやすく調整。
●豆乳飲料・・・大豆固形分4%以上のものや、果汁入り大豆固形分2%以上のもの。
コンビニなどで売っている商品のパッケージをチェックしてみましょう。
大豆の栄養と機能性を摂りたいなら、大豆たんぱく質の多い、無調整豆乳がおすすめです。調整豆乳は、砂糖や塩、植物性油脂などを加えて飲みやすく調整したものです。砂糖などが添加されていることを知ったうえで飲んでください。
注意したいのは“豆乳飲料”。麦芽やコーヒー、抹茶、バナナなどの味に調製されているので、とても飲みやすいです。ただその分、豆乳の使用量は減っているので、豆乳の栄養素を摂ろうと通常の食事にプラスして飲むのは要注意! ジュースやココア飲料と同じように、嗜好品として適度に飲むことをおすすめします。
豆乳は低GI!朝飲むことで血糖値の急上昇を防ぐ
では次に、豆乳を飲むベストなタイミングはというと、それは朝です。豆乳は体内での吸収がゆっくりなので腹持ちがよく、満腹感が継続するといわれています。さらに植物性の大豆は、牛乳やジュースより血糖値をゆっくり上げるので、余分な脂質や糖質の吸収スピードを遅らせる特徴があります。
さらに豆乳に含まれる大豆ペプチドには、筋肉疲労・脳の疲れ・ストレスなどを回復する作用や、老化防止・肥満予防にも効果を発揮すると期待されています。
大豆サポニンには、脂肪消化酵素に作用し、コレステロールの吸収を抑え、分解する働きがあり、中性脂肪を減少させる効果が期待されています。メタボ予防にはぴったりですね。
もちろん飲めば飲むほど良いというわけではありません。続けることが大切なので、毎日コップ1杯の豆乳生活を取り入れてみてはいかがでしょうか?
ライター 麻生怜菜
あそれい精進料理教室