目は1分でよくなる!? 疲労した視力の回復方法とは?
現代人は目を酷使しがちです。中でも日本は世界有数の近視大国! 今野清志氏の著書『目は1分でよくなる!』の中から、すぐに実践できる視力回復トレーニングを紹介します。
■目の周りの血流を促進し、酸素を多く運ぶ
人差し指から小指までの4本指で、目の周りをタッピングします。眉間からこめかみまで眉毛に沿って5回ほどタッピング。次に、目頭から目じりまで、目の1㎝ほど下を5回ほどタッピング。1秒に3回ほど押して目の周りのツボも同時に刺激します。さらに目の周りの皮膚をじっくりさすり、筋肉をほぐします。目のくぼみから、眉毛の上、頬骨のあたりまで、ゆっくりとさすって、皮膚の中にあるこった筋肉をなでてほぐしていきます。目の周りの血流を促進することで、酸素が多く運ばれるようにします。
■裸眼で見る訓練をする
いつも眼鏡やコンタクトを使っていると、脳が「裸眼の時はどうせ見えない」と認識して見ようとしなくなります。それを防ぐためには、裸眼で見る訓練が必要。時計やカレンダーなど目標を決めて、それが裸眼でも見えるところに立ち、少しずつ後ろにさがっていきます。脳が目標物を見ようと働くことによって活性化していきます。
■バランスのとれた食事で、目に栄養を!
バランスのとれた食事は、体の一部である目にも良い栄養を送ります。健康的な体と同様、目も食べたものから作られます。目を良い状態に保つためにも、炭水化物(お米など)・タンパク質(肉や魚・豆腐など)・脂質、そしてビタミンやミネラルが含まれる野菜や果物・海藻などをバランスよく食べましょう。粘膜の形成に使われるビタミンAを多く含む食品には人参・南瓜などがあります。不足すると眼精疲労が起こりやすくなるビタミンB1は豚肉・豆類などに含まれています。ポリフェノールの一種であり、目の疲れを予防する作用があるアントシアニンは、茄子・ブルーベリーなどに含まれています。
「これだけパソコンやスマホを使っているのだから、視力は悪くなって当然」と思わずに、努力次第で視力は回復するかもしれないと思って毎日のトレーニングを取り入れてみてはいかがですか?
さらに詳しくは 今野清志氏の著書『目は1分でよくなる!』を読んでみてくださいね。
ライター 麻生怜菜
あそれい精進料理教室