(おから研究会)-活動報告-「10月のおから研究会」開催しました!
おからによって、食物繊維の状態(粉砕の状態)が違うことに着目。
料理にはどんな影響があるのか、おからの溶け方を比較しました。
おから研究会活動報告
日時:2018年10月19日(金)~10月21日(日)場所:全国料理教室協会
活動内容:「おからをもっと食べよう!」を提案します。
おからは、大豆から豆乳や豆腐を作る過程で出る搾りかす。
出がらしと言われている「おから」にも、豆腐や豆乳と同様に植物性たんぱく質は含まれていて、しかも食物繊維たっぷり含まれています。
貴重な食材になるにも関わらず、使いきれなくて産業廃棄物として捨てられている現状を知り、「おからが美味しく食べられたら・・」と思い、「おから研究会」ができました。
モサモサしている(美味しくない)、使い方がわからないなどのお声を多くお聞きする中で、少しでもおからを食べていただけるよう、おからの魅力をお伝えしていきます!
捨てるなんて本当にもったいない!
みんなが少量ずつでも毎日食べれば廃棄にはなりません。
おからを毎日食べられるような、おからレシピ・おからの活用術を提案していきます。
10月は、おからの溶け方に注目!
おからによって、食物繊維の状態(粉砕の状態)が違うことに着目。料理に混ぜる(溶かす)と、仕上がりがどのように違うのかを調べました。
今回はスープにおからを加えました。
スープの中でも、サラサラしたスープは、生おから・乾燥おから共に、食物繊維が残るので気になります。
具材の多いもの、トロミのあるスープとの相性は良いです。
そこで、トロミのあるスープ系の中から、ポタージュ(ごぼうのポタージュ、海老のビスク、枝豆のポタージュ、じゃがいものポタージュ)を作り、各社おからを混ぜました。
●結果●
A社生おから
全て食物繊維のモサモサが気にな理ました。具材次第では具の一部として美味しく食べられそうです。
B社乾燥おから
粒が小さいメーカー様を選びました。生のおからよりスープに溶けて、食物繊維が気にならず食べやすいです。
「乾燥おから」の溶けやすさについては、さらにいろんなメーカーさんのものを食べ比べしていこうと思います。
C社おから粉
パンなども作れる「おから粉」の中でも粒が小さいメーカー様を選びました。スープに入れると粘り気がでました。料理には向かないようです。
今回のスープレシピは、おから研究会ページにアップしています。 https://cookingclass.or.jp/list_article_i.php
ライター
麻生 怜菜
あそれい精進料理教室