(おから研究会)-活動報告-「11月のおから研究会」開催しました!
おからによって、食物繊維の状態(粉砕の状態)が違うことに着目。
料理にはどんな影響があるのか、おからの溶け方を比較しました。
おから研究会活動報告
「おからをもっと食べよう!」を提案します。
【日時】2018年11月9日(木)
【場所】全国料理教室協会
【活動内容】
「おからをもっと食べよう!」を提案します。
おからは、大豆から豆乳や豆腐を作る過程で出る搾りかす。
出がらしと言われている「おから」にも、豆腐や豆乳と同様に植物性たんぱく質は含まれていて、しかも食物繊維たっぷり含まれています。
貴重な食材になるにも関わらず、使いきれなくて産業廃棄物として捨てられている現状を知り、「おからが美味しく食べられたら・・」と思い、「おから研究会」ができました。
モサモサしている(美味しくない)、使い方がわからないなどのお声を多くお聞きする中で、少しでもおからを食べていただけるよう、おからの魅力をお伝えしていきます!
捨てるなんて本当にもったいない!
みんなが少量ずつでも毎日食べれば廃棄にはなりません。
おからを毎日食べられるような、おからレシピ・おからの活用術を提案していきます。
11月は、おからパウダーを料理に使ってみる!を実践
4種のおからパウダーによって、料理の仕上がりにどんな影響が出るのかを調べました。【結果】
◆A社 粒が粗めのおからパウダー◆
パン粉のような使い方は◎。
料理の中に入ってしまうと違和感少なめ。
スープや滑らかなものには×。
ホワイトソースの段階ではかなりモサモサ感が気になったが、グラタンになると他の具材と絡まって違和感少なめ。
◆B社・C社 粒が微細のおからパウダー◆
小麦粉に近い微粒子のパウダーは、料理に入れても違和感なし!
但し微細おからパウダーの中でも、液体への溶け方が違うので、ハンバーグだねが固くなりすぎたり、柔らかすぎたりする。
メーカーごとに水分を吸ってくれる量が違う。
◆D社 粒が微細のおからパウダー(フリーズドライ)◆
スープに溶けても違和感なし!
膨張してもかたまりにくいので、トロトロホワイトソースには向いているが、フリーズドライのパウダーは固まらないので、ハンバーグタネには向かない。
通常のおからパウダーと重さの感覚が違うので、gで測ると大量になってしまう(おからパウダーと、フリーズドライおからパウダーは、全く違うものとしてレシピを作った方が良さそう)。
「おからパウダー」と一言でいっても、乾燥具合や粒の大きさがメーカーごとに違うので、レシピ通りに作っても上手にできないことが多発しました。 どの料理に、どのおからパウダーがオススメかは、今後さらに調査していきたいと思います!
今回のレシピは、おから研究会ページにアップしています。
おからレシピはコチラ
ライター
麻生 怜菜
あそれい精進料理教室