(おから研究会)-活動報告-「おからパウダー工場見学に行ってきました!
おからプロジェクト始動中。さとの雪さんのおからパウダー工場見学に行ってきました!
おから研究会活動報告
「おからをもっと食べよう!」を提案!
おからは、大豆から豆乳や豆腐を作る過程で出る搾りかす。
出がらしと言われている「おから」にも、豆腐や豆乳と同様に植物性たんぱく質は含まれていて、しかも食物繊維たっぷり含まれています。
貴重な食材になるにも関わらず、使いきれなくて産業廃棄物として捨てられている現状を知り、「おからが美味しく食べられたら・・」と思い、「おから研究会」ができました。
モサモサしている(美味しくない)、使い方がわからないなどのお声を多くお聞きする中で、少しでもおからを食べていただけるよう、おからの魅力をお伝えしていきます!
捨てるなんて本当にもったいない! みんなが少量ずつでも毎日食べれば廃棄にはなりません。
おからを毎日食べられるような、おからレシピ・おからの活用術を提案していきます。
さとの雪御殿場工場へ!
写真は工場見学の様子。
御殿場工場では、豆腐を作る時にでる「生おから」を乾燥して、おからパウダーに加工しています。私たちが見かける小袋は、徳島の方で作っているそうで、御殿場では主に業務用(おからクッキーなどの原料に)を作っていました。
また御殿場工場ではお惣菜の卯の花も作っていて、現在は一度パウダーに加工したものを使用しているそうです。
おからを乾燥させる時の熱風温度も、タンパク質の変性が起きないように低めに設定したり、水戻しした時に生のおからに近い状態になるような処理を工夫されていました。
こちらの工場で、1日1.2トンのおからパウダーができるとのこと。でもまだ全てではなく、豆腐や豆乳の需要の方が多いので、破棄する分もあるとのことです。
生おからは、水分量が多く、数時間で傷んでしまうため、すぐに加工の必要があります。生のままでは保管もしておけません。 けれど、乾燥機械が大きく高額なので、導入できる企業様はまだ少ないです。今後、おからが売れる文化になれば、もっと生おからを捨てないで、加工できる環境を導入しようと思う企業様も増えていくのではないでしょうか。
今回、貴重な製造工程を見せてくださったさとの雪さま、ありがとうございました!
おからパウダーレシピはおから研究会ページにアップしていきます。
https://cookingclass.or.jp/list_article_i.php
ライター
麻生 怜菜
あそれい精進料理教室