(発酵食研究会)-食トピ-発酵食品でできる「腸活」
(腸活に関する記事)
発酵食品でできる腸活のコツをご紹介致します。
新たにがんと診断された患者数と部位
国立がん研究センターより、2014年に新たにがんと診断された患者数が発表されました。部位別では、
男性…1位:胃、2位:肺、3位:大腸
女性…1位:乳房、2位:大腸、3位:胃
という結果ですが男女合計では、大腸、胃、肺の順となり、大腸がんが胃がんよりも多いという結果になっています。
大腸がんのリスク要因として、運動不足、野菜・果物の摂取不足、肥満、飲酒、生活習慣の欧米化などが挙げられています(日本医師会)。
高脂肪、繊維質の不足などは腸内環境を悪化させる原因でもあります。
腸内環境が整っていれば大腸がんにならない!というわけではありませんが、
対策のひとつとして腸内環境を整える「腸活」をしてみるのもいいのではないでしょうか。
発酵食品でできる腸活
発酵食品のいいところは、発酵菌が腸内細菌の善玉菌に変身する、もしくは善玉菌のサポートをしてくれることにより腸内環境を整えてくれる作用があるところ。そして、肉や野菜などの食材と調理することでよりおいしく食べられるようになるところです。
「乳酸菌、酵母菌、納豆菌…様々な発酵菌を摂り入れましょう」
「生きた菌を摂り入れましょう」
と言われることもありますが、いつもそれを意識することはなかなか難しくもあります。
そんな時は、同じく腸内環境を整える作用のある食物繊維(野菜、穀物など)を発酵調味料で料理する、と、発酵食品を名脇役として活用するといいでしょう。
ライター
礒畑 綾
発酵食料理教室・綾糀