週末だけで痩せられる!「精進料理ダイエット」(レシピつき)
(精進料理に関する記事)
もう少しウエストがくびれたら、ぽっこりお腹がへっこんだら…そんな時是非試していただきたい「週末精進料理ダイエット」土日でできる食事例を紹介します。
精進料理とは?
精進料理とはお寺で食べられている料理形式です。「なまぐさもの」といわれる肉・魚・卵など、動物性の食材を使わない特徴があります。精進料理が植物性の食材のみを使うようになった由来は諸説ありますが、ひとつには、生き物を殺してまでは食べないようにしようという殺生の考えから。約800年前に今の精進料理の形式が確立し、基本的には野菜・果物・木の実など植物性の食材を中心に料理します。精進料理は栄養バランスが整っている?
そんな精進料理は、昔からお坊さんの体力を維持しつつ、野菜を中心に調理した食事なので、栄養バランスが整っていて、食物繊維たっぷりで超ヘルシー!つまり無理のない最高のダイエット食なのです!精進料理を食べれば、女性の悩み上位の便秘も改善され、自然とお腹のハリがなくなり、ウエストラインも出てきます。あと水着になるまで2日だから何もできない…ではなく、腸に貯まったものをお掃除しながらデドックスするだけで、下っ腹がすっきり見違えるようになるものです。
今回は1日完結!週末精進料理ダイエットの一例を紹介します。
土・日曜日朝に飲みたいグリーンスムージー
厳密には精進料理ではありませんが、植物性食材を使った食物繊維をそのまま摂取できる完全食! ということで紹介します。葉物系野菜、果物を半分ずつの配合でブレンドします。ミキサーかブレンダーがあれば簡単! できれば有機野菜を使って、攪拌した野菜は分離してしまうので、作ったらすぐに飲みましょう。
甘味が欲しい時はフラクトオリゴ糖を大さじ1程度使ってみてはいかがでしょうか?フラクトオリゴ糖は、玉葱や牛蒡などの野菜に含まれる糖質で、カロリーは砂糖の約半分。腸にいる善玉菌の好適な栄養源となるので、善玉菌の動きも活発にさせることによって、より貯まったものが排泄しやすくなります。大きいスーパーやドラックストアで見かけます。
【デドックス スムージー】(調理時間5分)
【材料】(2人分)小松菜:100g
オレンジ:1/2個
水:100cc
(フラクトオリゴ糖:大さじ1)
【作り方】
鍋に全ての材料を入れ、ミキサーにかけて完成!
土・日曜日昼に食べたい大豆食品
昼は植物性のたんぱく質、大豆食品を食べましょう。胃や腸をデドックスした後に、良質な植物性たんぱく質食品を食べることで、カラダをつくる栄養素がスッと取り込まれていきます。暑い時期でも喉ごしのよい「豆腐+薬味」の組み合わせは特にオススメ!玄米や麦ごはんなどにのっけても美味しいですよ!
【薬味豆腐】(調理時間5分)
【材料】(2人分)木綿豆腐:1/2丁<200g> (豆腐の水切りをして一口大に切る)
万能ねぎ 1本(10g)<小口切り>
青大葉:4枚<みじん切り>
みょうが:2本<みじん切り>
白炒り胡麻:大さじ2
めんつゆ:適量
【作り方】
材料を全てざっくり混ぜて完成!
土・日曜日夜に食べたいデドックススープ
野菜はできるだけ皮ごと、素材まるごと食べること。皮の近くに栄養や、腸の掃除に必要な食物繊維が集中していたりします。
そして、旬食材を使うこと。旬食材にはその季節に必要な栄養素がたっぷり含まれています。カロリーは低く、栄養素はたっぷりと摂取するのが、ダイエット&デドックスのポイントです。そこでオススメなのが野菜を丸ごと煮込んだスープ。水分に溶けた野菜のエキス(栄養素)も丸ごといただきましょう。
【夏野菜のデドックススープ】(調理時間10分)
【材料】(2人分)茄子:1/2本(40g)<一口大に切る>
ピーマン:1個(40g)<一口大に切る>
トマト:1/2本(50g)<一口大に切る>
キャベツ:40g(1枚)<一口大に切る>
出汁:250ml
すりおろしにんにく:小さじ1/2
塩:ひとつまみ(小さじ1/4)
【作り方】
鍋に全ての材料を入れ、具材がやわらかくなるまで煮込んで完成!(中火5分)
この他に、体調や、どこまでストイックに挑戦するか…などカラダの調子と相談しながら、玄米など食物繊維たっぷりの炭水化物、旬の野菜、発酵食品などをプラスして、週末デドックスに挑戦してください。体内に老廃物(便)がたまっている場合は、それを出し切ることで、2~3kgスッキリすることもあるんですよ!
加えて、顔の肌などは生まれ変わる周期が約28日といわれています。こちらは少し時間がかかりますが、精進料理生活を続けていくことで、カラダに貯まった動物系の油が排出されていきます。余計な脂が排出できれば、この時期特にテカりがちなお肌にも自然な透明感がでてきます。「今年こそ変わる!」と思った方、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
引用 しらべぇ
ライター 麻生怜菜
あそれい精進料理教室